ロックを題材にした映像作品を語る

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バンディッツ

同名タイトルが意外と多い

ロックな作品を描いたものは他にもあります、次に紹介したいのは『バンディッツ』という作品だ。ブルース・ウィリス主演の男2人に女1人が平凡な日常から逸脱も兼ねたスマートな銀行強盗をする、という作品ではない。こちらの作品だと別の意味でロックな泥棒三人組が華麗に盗みを働いていくという話になってしまう、言葉としての『ロック!!』というのはあながち間違っていなさそうだ。筆者が紹介したいのは、1997年にアメリカで公開されて話題を博した方だ。

面白い偶然か、取り上げる映画の数年後に同名タイトルの映画が制作されているので、一見すると区別がつきません。いくつもある作品の中でタイトルが丸かぶりするというのも珍しい話ですが、どうしてこうなってしまったのでしょう。そもそも『バンディッツ』という言葉の意味は

(武装した)山賊・盗賊・追い剥ぎ

といった意味合いになっています。言葉のまま、お美しいおハゲ頭のハリウッドのスーパースターが主演の作品では強盗が活躍し、更にロック音楽がテーマにもなっているバンディッツでも、同様に強盗をする場面の連続が続くのだ。

それもそうだ、何せこの映画で主役として語られている女性4人組は、元は刑務所に入っていた囚人が自由を求めて脱獄するという話なのです。

作品概要

物騒極まり無い今作ですが、映画の内容は罪を犯して収監された女性たちが自由という名のロックミュージックを歌い、生きがいを見出そうとするため刑務所内で結成したバンドがテーマになっている。ちなみにこの時の映画タイトルは劇中で女性囚人たちが結成しているバンド名にも用いられているので、非常に重要なキーワードともいえます。

そんなバンディッツについて、ここでも先にあらすじから紹介していこう。

あらすじ

刑務所にて知り合い、成り行きからバンドを結成することになった女囚であるエマ・ルナ・エンジェル・マリーの4人。彼女たちのバンドは所内でも高く評価され、やがては警察のパーティーで披露する機会を得られるようになる。彼女たちも楽しいならばいいかと考えていた矢先、不意に訪れた脱走のチャンスを掴んだことから、パーティー会場に行くことに託つけて逃亡するのだった。

その後は追手の手をかいくぐってドイツ各地を転々としていたが、ある時ラジオを聞いているとそこから突然自分たちの演奏が響いてきたのです。レコード会社が彼女たちの才能と実力に目をつけたわけだが、それさえも4人は利用して逃亡資金などを要求する始末。一時期は捜査官たちに追いつめられるものの、国外逃亡するまで地下に潜伏することに決めた。

ラジオで放送される自分たちの免罪を嘆願する声が響く頃、彼女たちが待ち望んでいた国外逃亡ももう間もなくという時に、事態は急変するのだった。

新しい人生を求めて

刑務所内で鬱屈した毎日を送っていた中で、心から許しあえる仲間と出会ったこと、そしてロックという音楽を通じて沢山の人達にエールを送った作品となっている。この頃はまだガールズバンドというものに馴染みがなかったこともあって、何かと影響を受けた人も多いのではないか。現代の日本では女性だけのバンドは珍しくなくなりましたが、ほんの20数年前は女性だけのバンドといえばプリンセス・プリンセスくらいなものだった。

これまで感じたことのない快感に満ち溢れた毎日、そして自分たちの音楽を正当に評価してくれる聴衆の存在に心動かされるエマ達。悲しくは、彼女たちがきちんと自らの刑を償った上で活動していたら、作品の結末みたいにならなかったのかと思えてきてしまいます。

シリアスな展開

ロックを題材にした映画作品としてみれば、結末はとてもシリアスになっている。後もう少しで自由になれる、その一歩直前に本当の意味で自由を手にするのだから悲しいという言葉に尽きる。ただいかんせん、ロックという音楽性を考えるとそれもありだと思えてしまうのだから不思議な話だ。事実、ロックミュージックに用いられている詞は過激で、時に誤解を招きかねないようなものが含まれている。卑猥だったり過激だったり、そして露骨に残虐性溢れるものだったりと。

執筆した本人の世界観というにはあまりに反社会的であると印象付けられてしますが、逆に言えば世間体という体裁から逸脱した人間として自由な姿を演出しているとも考えられる。どう捉えるかはさておき、今作に対しても観覧した人たちは女囚が逃亡劇を繰り広げる中でも精一杯生きて音楽に身を投じている姿、それに見た人全てが心動かされたはずだ。

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