ロックを題材にした映像作品を語る

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ロックかどうかと聞かれたら

時折見せられます

ロックバンドとして活躍しているかと聞かれたら、そういったシーンは全く無い。それというのもバンドが活躍する漫画、音楽を嗜んでいる作品であればありがちなテーマがけいおん! では全て拝されている。例えば、

といったようなよくある事案が見かけられない。一時、登場人物の1人で軽音楽部の部長を務めている律が担当のドラムのせいで目立てないといった理由で、楽器を変更したいと発言した。ハラハラの予感と思いきや、メンバーと楽器を変わる分にはそれぞれ問題ないとしてとりあえず弾いてみろといった具合に判断を仰ぎます。この時点で対立というよりは、どうせすぐに諦めるだろうからやりたいようにやらせておけといった具合になっている。

冷静になってみるとそれも酷い話だが、結局ドラムが一番性に合っていると律が納得してしまっているため、話題は終了した。また高校生でありがちな甘酸っぱい青春を演じる上で恋愛物もあってもいいが、そもそも女子校を舞台にしているせいで異性と接触する機会が皆無。代わりと言ってはなんだが、女の子同士の友情、時々百合的な展開を匂わせる場面があります。それはそれで背徳的な感情もありそうだが、発信源はほとんど軽音楽部顧問のさわちゃんで、被害をうけるのがメンバー一の常識人である澪という図。お前らもういいよと言いたくなる。

普段の日常ともいうべき、現実の平坦な時間をそのままにしたような映像が流れる様には脱帽した人も多いでしょう。ただここにけいおん! という作品の面白さが凝縮されていると筆者は見ている。

壮大な夢はあくまで

学生生活を主体として展開される今作、軽音楽部としてバンド活動しながらも中心は友達と一緒に過ごす学園生活がテーマになっている。バンドとして活動するよりは、学生としての時間を満喫しながらも楽器演奏を楽しむという姿勢は、何処か現代の学生らしさが篭っていて感情移入しやすいのではないか。

BECKのように明らかな、ロックバンドを愛するがあまりに学校を中退して活動に専念する、というのもあまり現実的ではない。好きなことに変わりないが、登場人物全員それぞれに自分たちの時間があり、彼女たちの進路があくまで音楽一択に狭められているわけではなかった。バンド活動を親身にしている人にすればけいおん! を否定したくなる人もいるでしょう、しかしデビューという夢を据えるとしたら、立ちはだかる現実を考えて無難な道に歩もうとするのはごくごく自然なことではないでしょうか。

それが悪いというわけではなく、今を精一杯楽しもうとする姿は学生を謳歌していて、見ていて気持ちがいい。

空気系というジャンル

けいおん! が話題騒然となるくらいに知名度を獲得する頃から、同作品を評価する上で語られる表現に、『空気系』という物が使用されています。要するに、一見するとどの場面をどういう風に見れば楽しくなるのかがイマイチ分かりにくい作品、という意味だ。確かにそう、けいおん! はただぼうっと見ているだけでは何か起きるわけではない、学生生活らしさはあるものの、そこに漂う不穏な空気は一切なく、バンド活動はそれなりに平行して行われている。

各々納得した上で活動しているが、日々楽しく過ごしていることに変わりがない。これ以上の変化を求めようとしても、それ以上に何かが手に入るとは限らない。ありきたりな毎日の中にこそ楽しみがあるという視点で、今作は高く評価されている、そういうことにしておいて欲しい。

投石はあったものの

もちろん、そんな緩々なけいおん! にもこんなことじゃダメだといって後輩である梓が一度激怒したことがある。先輩たちのあまりにやる気がない様は見ていて見るに耐えず、楽器演奏をしようとするとそこで激怒したのが顧問のさわちゃん。ギターを引くと『うるせぇぇっ!!!!!』と大声を張り上げる始末、あんた顧問だろっ? そう突っ込んだ人は少なく無いでしょう。

ただそんな梓も軽音楽部をやめようとせず、最終的には先輩たちの雰囲気に流される形でふわふわなバンド活動をしながらの毎日を過ごすのだった。

音楽好きなのは間違いない

こう書くとバンド活動を真面目にやっていないと見られるでしょうが、全員が楽器演奏を生きがいにしている描写もある。特に唯達3年生が受験を控えた頃には勉強しつつも、ウズウズと楽器を引きたくて仕方がないという描写がある。単純に勉強をしたくないという逃走本能から来るものかもしれませんが、緩く活動していながらもバンド活動を楽しく思えるようになったことだけははっきりと理解できる。

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